人間科学専攻

人間科学専攻

Department of Human Sciences

■ 博士前期課程
 現代社会における科学技術の進歩やグローバリゼーションの進展は、豊かで近代化された社会の発展をもたらす一方で、文化や民族間の軋轢、生命倫理にまつわる諸対立、地域社会や家族機能の衰退、ジェンダー問題の先鋭化、学校教育の諸問題など、一刻の猶予もなく対応を迫られる社会的課題を現出させてもいる。人間科学専攻はこうした課題を深く理解し、そのよりよい解決に向けて主体的に取り組むことのできる専門的能力を身につけた人材の育成を目指して、人間・社会・文化に関する多様な学問領域を結集している。この学際性・総合性によって、学生は各専門領域の最新の知識を習得することはもちろん、個々の研究テーマを社会科学・人文科学のより広い文脈のなかで意味づけ、多様な角度から問題意識を刷新し続けることができる。

■ 博士後期課程
 人間科学専攻博士後期課程では、博士前期課程教育の基礎の上にたち、人間・社会・文化に関する学術的探究をさらに深化させ、その領域における学術研究・教育を行なえるような専門的素養を習得させる。また専攻領域の知識を統合・応用する能力を育むことで、現代社会が直面する諸問題の解決に主体的に取り組むことのできる人材を養成する。本専攻には人間学、ジェンダー論、教育学、社会環境論、文化史・文化研究、思想史、心理学などの領域横断的な研究を行う人間科学分野と、こころの病理を含めた多様な心的現象を通して人間を理解し考察する臨床心理学分野がある。