イリノイ大学との交流

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2011.01.17 イリノイ・スタディツアー:学生の反応

ホストファミリーまで体験した、参加した学生たち(3,4回生)は、さまざまな学びを得てきました。
心と頭が豊かになって、帰ってきました。これからどんなことに生かしてくれるでしょうか。
楽しみです・・・。

<学生アンケート結果>※一部抜粋(原文のまま)

●学んだこと
・今回のスタディツアーでは、UICでの講義や先生方のプレゼンテーション、関係機関や学校への訪問と盛りだくさんの内容で、アメリカのソーシャルワーク (主にSSW)を学ぶことができました。ツアーを通して、アメリカと日本のソーシャルワークの相違点・共通点を自分なりに見出すことができたと思います。 そして、そういった点をふまえ、日本がならっていくべきところ、お互いに改善していかなければならないところなど、自分なりに考えることができました。 (学生) ・様々な学校の種類を知ることができた。日本では、考えられない学校のシステム等があり、多角的に学校教育というものを捉え、考えることができた。
(学生)
・私は今回のスタディツアーを通して、日本とイリノイ州のSSWに関する共通点、異なる点はもちろんのこと、アメリカの文化や習慣など、本当にたくさんのことを学ぶことができました。
(学生)
・今回のこのスタディーツアーでは、さまざまな機関や施設を訪れる機会がありました。その中で私はSSW協会の話や現場のSSWrの話が印象に残っていま す。SSWの長い歴史をもつシカゴでは、ワーカーの学校でのポジションが専門職として確立されており、日本の現場で学んだこととは異なった部分が多くあり ました。特に驚いたのは、問題への働きかけ方の違いでした。日本ではアプローチをする際に「環境」というのがひとつのキーワードになるのですが、今回話を 聞いた限りでは、もっと生徒や家族個人に焦点をしぼり、その関係性へのアプローチにはあまり重点をおかないというような印象を受けました。日本のやり方と 今回学んだやり方のどちらも活用し、子どもの抱える問題に合わせてうまく取り入れられることがもっとも望ましいと思いました。
(学生)
・多くの場所でお話を伺っていく中でソーシャルワークを必要とする、人種差別やそこから派生している貧困の問題という根深い問題が複雑に存在していることに気づかされた。
(学生)

●感想
・現地でのホームステイなどもあり、いろんな方との交流という点でも、非常に貴重な経験をさせていただきました。特に、実際の講義に参加できたことは印象 的であり、また、もっと英語ができたら、より深いところまで理解できたのではないか…と思った場面でもあります。海外のソーシャルワークに触れることがで き、とてもいい刺激になりました。今回学んだいろいろなことを、これからに活かしていきたいと思います。
(学生)
・私が特に印象に残っていることは、どの先生、団体の方、職員の方に話を聞いてもほとんどの方々が「子どもが自ら決定・解決できるように先生(大人)は指 導せずサポートのみすることが重要だ」とおっしゃっていたことです。また、ホストファミリーの様子を見ていても、小さな子どもに対して「どちらが欲し い?」「何が食べたい?」などと自分で決定する機会を日頃から与えているのが印象的でした。やはりそのような状況が短い間に何度もうかがえたことは、自己 決定・人間尊重の大切さが生活の場で根付いているからこそであると考え、また私の中でも普遍化できるよう見習いたいと考えています。
(学生)
・この事業において、シカゴで学んだ内容はもちろんのこと、ホームステイできたことや、現地の方々と触れあえたことなど、すべてのことが私にとっては思い 出深い体験になりました。今回このスタディーツアーに参加することができて本当によかったと心から思っています。今回、UICの学生さんや通訳の方、コー ディネーターの方など現地で勉強したり活躍したりしている日本人の方と触れあうことがあり、その出逢いが私に多くの刺激を与えてくれました。これまでの自 分を振り返る機会にもなったし、これからの自分を考えるきっかけにもなりました。ぜひ、後輩にもこのような経験をしてほしいと思います。そして、これから もこのスタディーツアーが続いてほしいと思います。また、このスタディーツアーに関わってくれたすべての方々にとても感謝しています。
(学生)

●今後に向けて
・大学において、早い段階でこのようなスタディーツアーに参加できれば、様々な事象を身近に感じ、問題意識を持ちながら学習を行うことができるため内容が 身につきやすくなるのではないかと思われた。ゆえに、このような取り組みがより発展していけばいいと考える。(学生) ・私はこの事業が継続して、残っていくことを望みます。私はこのスタディーツアーでたくさんの新しい発見をたくさんすることができたからです。SSWを日 本で発展させるためにも、イリノイのスタディーツアーを学ぶことは大きな刺激であり収穫になると感じました。来年、再来年と参加者が増え、アメリカと日本 のSSWの交流が深まり発展することを願います。
(学生)

collabo2011-7
全員のホストファミリーがマサット先生宅に集まった「さよならパーティ」にて