2012年度活動歴

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2013.01.17 教育福祉学類公開講座 スクールソーシャルワーク(SSW)実践セミナー

教育福祉学類公開講座「スクールソーシャルワーク(SSW)実践セミナー」
2013年1月17日(木)~2013年2月7日(木)
全6回 19:00~21:00

児童虐待の増加、少年非行の低年齢化、発達障害、貧困、いじめ問題など子どもを取り巻く現状は、非常に厳しくなっています。これらの諸問題を考えるためには、包括的・多角的な視点を持つことが要求されています。そして、子どもたち、その家族が安心してくらせるよう、生活の視点でアプローチしていくSSWerの導入が全国の学校現場において進んでいます。
そうした背景を踏まえ、連続セミナーを開催し、現場の第一線で活躍しているワーカーを講師陣に迎え、ワークショップを取り入れた学びの場を提供しました。

【第1回】1月17日(木)SSWとは?(山野 則子 大阪府立大学教育福祉学類教授/大阪府および堺市SSW・SV)
【第2回】1月22日(火)不登校の実態とアプローチ(山中 徹二 堺市チーフSSWer)
【第3回】1月29日(火)発達障害、特別支援の実態とアプローチ(水流添 綾 大阪府および堺市チーフSSWer)
【第4回】1月31日(木)児童虐待の実態とアプローチ(金澤ますみ 大阪人間科学大学助教・大阪府チーフSSWer )
【第5回】2月 5日(火)飛行事例の実態とアプローチ(郭 理恵 大阪府チーフSSWer)
【第6回】2月 7日(木)教育現場の現状とSSWマクロ実践(辻本 尚美 大阪府および堺市チーフSSWer、山野 則子教授) チラシ

【学んだこと】
・学校におけるSSWの役割とすべきことについての知識。(社福 学生)
・様々な立場の方々の意見等を聞き、SSWが実際にどのように活動しているのか、アセスメントやプランニングの方法などもワークを通して学べた。 (社福 学生)
・SSWの仕事。学校と福祉の相違点。 (社福 学生)
・SSWも教師も子どもを思っていることは一緒で、やはりそれぞれの職について知り、共有することはとても大切だと感じました。(社福 学生)
・SSWerの働き、学校における課題(虐待について等)。 (社福 学生)
・福祉の立場での考え方→連携の有効性。 (教員)
・生徒の問題解決につなげること及び提案すること。 (再任用養護教諭)
・ 学校の問題を学校だけで決解しようとするのではなく、SSW等学校外の力を借りることの重要性。 (教員採用予定者)
・ SSWの重要性、実際のケース会議のすすめ方。 (家庭児童相談員、教員、生活指導員 他)
・ 目の前の事象にとらわれない。生活の視点。ケース会義(アセスメント、プランニング、共有、チーム体制)。専門性とは何か学ばせていただきました。 (SSW)
・ SSWの具体的かかわり方(とくにビデオ)。(心理士)
・ 学校というもの、立場、現状、学校でのソーシャルワークについて、他機関として連携の仕方。 (医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)
・ 学校という組織の中でどの様に働きかけてゆくか、について。 (社会福祉士)

【感想】
・実践的なビデオを通して、具体的にSSWerがどのような働きをしているのかがビジュアルとしても見られたので、良かったです。 (社福 学生)
・学生だけの大学での講義では学べない、色々な職種の現職の方々と一緒に学ぶことができて、新たな視点や考え方を知れてよかった。 (社福 学生)
・学校に福祉的な目線を入れるというのはどういうことか。 (社福 学生)
・参加できてとても良かったです。現役のワーカーの方、教師の方等の発言(グループワークにて)は非常に興味深かったです。 (社福 学生)
・現場で働いているSSWerの実践内容をリアルに知ることができた。 (社福 学生)
・普段の授業では聞くことができない内容でもあった。 (社福 学生)
・ 日常の業務にも大変役に立ちますし、家庭でかかえている親の介護に関わる事にとても楽に対応できる様になった。 (再任用養護教諭)
・ 子どもたちのために働いている様々な分野の人たちの存在を知ることができてよかったです。 (教員採用予定者)
・ 深めたい、とは思うものの、時間的には難しさがある。コミュニケーションをとりながらのケースワークは大切だが通信で学べる方法はないのか。 (高校実習助手)
・ くり返す内容だったと思いますが、特別支援、不登校、非行など事例を違えて考えることによって前回のふりかえりや、ぬけていた点、あらたな発見、グループの人たちの考を知ることができた。 (教員)
・ SSWの意義、使命を確認することができ活動についてヒントがたくさん得られました。 (SSW)
・ 他機関との連携の部分、学校発信だけでなく外部からのアプローチ。子どもを中心にした多機関の働きと連携。特に公だけでなく、民間も含めたかかわり。 (医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)