教員紹介
環境システム学分野
– 教員紹介
■環境学コース
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授伊藤 康人
研究内容
我々の住む日本列島は沈み込む海洋プレートの縁辺に沿って延びており、地震や火山噴火など多様な自然災害が頻発します。そのメカニズムを、フィールドワークに基づく地質学と重力・地磁気・地震波データの解析に基づく地球物理学を組み合わせて研究し、断層活動度や地盤特性など防災に関する評価を行っています。
自然災害を理解し備えることは、地球の構成や進化プロセスを学ぶことに他なりません。大地の雄大な変動を感じ取ってください。
itoh[at]p.s.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授遠藤 崇浩
研究内容
水問題への対応策を制度面から考える。
世界には様々な水問題が存在します。これまで水問題への対応策といえば、ダム・導水路・下水道施設といった社会基盤による「ハードな対応策」でした。私はこの解決策を補完するものとして、水の利用ルールの整備といった「ソフトな対応策」を研究しています。
水は味も香りもないですが、実は香り豊かな、味わい深い研究題材です。
tte23042[at]osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授大塚 耕司
研究内容
海洋環境の改善を、生物の取り上げ・再利用という手法でアプローチ。
陸から過剰な栄養物質が流入している大阪湾奥の閉鎖性海域を対象として研究。海藻など季節的に大発生する生物(海産バイオマス)を取り上げ、メタンガスや堆肥などの原料として利用し、海域環境を改善すると同時に、化石燃料消費の少ない都市を築く研究を行っています。
バイオマスを有効利用することで、化石燃料の消費抑制でき、さらに低炭素社会の貢献に繋がります。
otsuka[at]marine.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授大山 克己
研究内容
農業分野のスマート化による生産性向上。
私たちの生活の基盤となる食糧を供給するために、農業は必要不可欠です。しかし、農業は、他産業と比べて、生産性が低いことが問題となっています。この生産性が低いという課題を解決するために、私たちは、ICT(Information and Communication Technology)を活用したスマート農業に関する研究を進めています。
農業における生産プロセスを理解し、適切に対処することで、私たちにとって身近な食糧を効率よく生産できます。そのための手法を一緒に考えてみませんか。
ohyama[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授興津 健二
研究内容
環境・エネルギー・資源問題の解決に貢献できる科学技術の開発。
超音波を利用すると太陽のような高温の泡を溶液中に発生させることができます。特殊な泡の化学的性質を明らかにすると共に、この泡の特性を利用する有害有機化学物質の分解や、環境問題やエネルギー資源問題の解決に役立つナノ材料の合成に関して研究しています。
原子や分子のふるまいを理解し、環境・エネルギー・資源問題の解決に貢献できる化学的手法やプロセスについて研究しよう。
okitsu[at]mtr.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授竹中 規訓
研究内容
身の回りの現象を実験室内で再現したり、フィールドで観測しています。
水は環境中で唯一物質の三態をとる物質です。この水が環境中でどのように物質の変化(化学)に関与しているかを調べています。特に相変化中の化学反応は世界的にも珍しい研究です。環境中で起こっていることを実験室内で再現した実験だけでなく、実際の大気や河川中の微量成分の測定をして、自然界の仕組みを一つずつ解明する努力をしています。(写真:河川の有機物濃度を連続測定)
自然には発見がいっぱい。自分の好奇心を最大限発揮して、誰も知らなかった現象を見つけ出してください。
takenaka[at]chem.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授中山 祐一郎
研究内容
景観~遺伝子レベルの生物多様性をフィールド調査と遺伝学的分析を組み合わせて研究。
雑草や栽培植物を対象に、それらがどのようにして誕生し、どのように生活しているか、人とどのように関わっているのかを野外調査と分子遺伝学的分析を組み合わせて調べ、人が楽しく健康に生きていくための恵みをもたらしてくれる生物多様性を持続的に活用していく方法を探っています。
私たちの身近にある雑草の生きざまを調べると,人の暮らしが自然環境に与える影響がみえてきます。
uja[at]plant.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授藤田 渡
研究内容
地域での生活・生業生態系がより大きな政治経済の変化とどう連動するのかをフィールドから考えます。
グローバル化が進むにつれて、途上国の農村も変わりつつあります。私が調査を進めてきたタイの農村でも、ゴム栽培などにより、都市的な豊かな生活が浸透しています。それとともに自然との距離が広がり、環境の劣化も見られますし、政治的意識にも変化が見られるようです。これら、環境と政治の相互連関を、いろいろな立場の人の話に耳を傾けながら考えています。
「これが正しい」というのは人によって違います。異なる価値・利害を持つ人々のやりとりによって社会はどう動いてゆくのでしょうか?
活動の様子
twf28900[at]osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 教授宮脇 幸生
研究内容
エチオピア西南部の農牧民の生存戦略と社会の変容を研究している。
エチオピア西南部の農牧民社会は、一見して伝統的な姿を保っていますが、実際にはそれは国家支配やグローバル経済の浸透に抗して形成・維持されてきたものです。私はこの地域の農牧民が、どのような歴史をにない、それを自らのアイデンティティにどのように統合し、社会を維持してきたのか、またその社会がどのように変容しつつあるのかを研究しています。
異文化研究は、刺激に満ちた研究です。
フィールドでは、そこにいる他者だけでなく、自分が何かということも考えさせられます。
yukio[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授阿久井 康平
研究内容
市街地から自然地域までの都市・地域をフィールドに、将来像を再構築し、空間計画やデザインにアプローチ。
居住特性、土地利用、人々の生活文化などの分析を手掛かりとした都市・地域計画の技術手法構築、都市・地域におけるスケールに応じた空間計画とデザイン、実践的取り組みを通じた景観まちづくり、景観論(景観工学・景観史)及び都市形成史に関する研究を理論と実践の両輪で展開しています。
都市・景観づくりは現場百遍。美しく豊かな都市・景観づくりを一緒に考えていきましょう。
akui[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授上柿 崇英
研究内容
環境・社会システム・人間存在にまたがる本当の“持続可能性”とは何か。
われわれはいかなる時代を生きているのか、またこの時代の本質とは何か。これらの問いに説明を試みるのが思想の役割です。「近代批判の環境思想」においては、環境危機、成長の限界、大衆孤立社会など、私たちが今日直面している問題について、人類史的、文明史的な道程のもとで根源的に意味づけ、私たちがどこへ向かうべきなのかを問います。
100年後の未来世代から見たら、われわれの時代はいかなる時代として総括されるのでしょうか?
この想像力が大切です。
t-uegaki[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授黒田 桂菜
研究内容
将来世代に、豊かな環境を残す人間社会のあり方を追究する。
海陸一体型循環型社会の構築とは、海を利用し海と共生していく人間活動のあり方を追究するという壮大なテーマです。現在は、大阪湾奥の閉鎖性海域を対象 に、季節的に大発生する海藻などの海産バイオマスを資源として利用するための技術の開発や、循環型社会の構築に向けた持続可能性の評価方法の研究を行っています。
将来世代に豊かな環境を残すことは私たちの使命です。
どんな社会が持続可能なのか、一緒に考えましょう。
kuroda_k[at]marine.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授千葉 知世
研究内容
地下水を中心とする流域の保全管理、海洋ごみ、生物多様性の保全といった課題について、政策論やガバナンス論の視座から研究を行っています。環境問題を解決していくためには、人間と自然の関係性を理解する必要がありますが、それはとても複雑なので正確な把握は困難です。そこで、不確実性を残しながらも前に進むための制度や政策のオプション、価値判断、主体間の合意形成などについて考えたいと思っています。また、科学知や専門知をいかに人々に伝え、課題解決に向けて対話と協働を進めていくのかという、コミュニケーションの方法論や実践にも関心を抱いています。
環境問題が投げかけるのは、人類の将来の問題です。私たちは、明日どうやって食っていくかは真剣に考えられますが、会ったこともない将来世代に想いを馳せて行動するのは簡単ではありません。環境問題は、人類という種の力を試しているようです。今の世界が抱える最も難しくて最も深刻な問題の解決を、一緒に考えてみませんか。
t.chiba[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授天畠 華織
研究内容
近年、気候変動の影響と考えられる洪水や豪雨、干ばつ、猛暑といった大規模な自然災害が世界各地で発生しています。こうした異常気象による被害や影響は、農業など一部の産業だけでなく社会経済の様々な側面に顕在化していることが知られています。また、気候変動の深刻化によって自然災害が激化、頻発化すれば、さらなる経済被害の拡大が国や地域の経済発展を妨げる大きな要因となることも懸念されます。私は、このような自然災害の影響について環境経済学のアプローチで研究をおこない、気候変動影響のメカニズムや適応に関する政策について分析を進めています。
環境経済学は、ときに他の学問領域の知識や視点も求められる学際的な研究分野です。専門的な知識を学ぶとともに、多様性、柔軟な思考、自由な発想を大切にする開かれた研究室を目指しています。
tembata[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授飛田 国人
研究内容
居住者の行動や価値観など、人の知覚・行動を考慮した人と環境の関係を研究。
人に望ましい温度、光、音、においは、どのようなものなのか。また、環境負荷を小さくするためには、環境をどうコントロールし、人はどう暮らすべきなのか。建物内や都市における実態調査・実験・数値シミュレーションを行い、人にも環境にも望ましい空間について研究しています。
データや理論に基づく論理的な思考をする中で、心の中に芽生える根拠のない違和感を大切にしてください。
tobita[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授藤井 佑介
研究内容
野外/室内実験を通して大気環境中の様々な現象について研究
一般的に、大気中に浮遊している粒子状物質 (大気エアロゾル) の発生源は多岐にわたり、異なる (化学・物理・光学等) 性状を有する多種多様なエアロゾルが大気中に存在しています。現在、国内外のバイオマス燃焼から発生するエアロゾルの性状特性の解明・大気環境への影響について注力して研究に取り組んでいます。
大気環境中に存在する物質の起源や、その後に辿る運命はいかに。
y-fujii[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 環境学コース 准教授星 英之
研究内容
ヒトと動物との軋轢を解消し、良好な共生関係を構築するための研究。
専門分野は、公衆衛生学です。その中でも、特に「人と動物との共生」をテーマに、飼い主のいない猫、獣害で問題となっているシカやイノシシなどを対象に、「人と動物との軋轢」を解消するための研究を行っています。 「人と動物との軋轢」は、一見「人」対「動物」の問題に見えますが、実は、その問題に関係する「人」対「人」 の問題でもあります。私達の研究室では、公衆衛生学・食品衛生学を主軸に、異なる研究分野のアプローチも取り入れる「異分野融合研究」で問題解決システムの構築に挑んでいます。 私達の研究室が中核となる長崎県対馬市との連携協定事業では、「“獣害”から“獣財”へ」をスローガンに、総合リハビリテーション学研究科の黒川先生と安全・高品質・高価値な食肉製品の開発・製造・販売によって、シカ・イノシシを地域の資源“獣財”へとイメージ変容可能にするシステム構築について研究を行っています。
自分の研究分野の視点だけではなく、異分野の視点も尊重しながら研究を行える人材を求めています。そして、皆さんと今はマイナス価値なものが、地域の“財”になる瞬間を一緒に見たいと考えています。
ヒトと動物のよりよい共生を目指して、一緒に頑張りましょう。
hhoshi[at]vet.osakafu-u.ac.jp
■社会システム論コース
現代システム科学専攻
環境システム学分野 社会システム論コース 教授秋庭 裕
研究内容
欧米に展開する日本宗教を調査研究。
ここでいう「宗教」とは、特定の教団や宗派のことではありません。古今東西人類は、なぜ神や聖なるものを祀り崇めてきたのか。じつは宗教は、「社会」的なるものの凝集体、エッセンスなのです。社会という人間の集まりは、「それ」がなければ成り立たない。「それ」は社会の「秘密」なのです。
ヒトと会うのが基本の研究スタイル。五感をフルに働かせて初めて分かることがたくさんあります。
現代システム科学専攻
環境システム学分野 社会システム論コース 教授福田 珠己
研究内容
地域文化の再生・創造をめぐる文化政治学的研究。
文化地理学を中心とした領域で研究しています。そういうと、しばしば、「どこの文化か」「どこの地理か」と尋ねられますが、そのたびに私は答えに窮します。なぜなら、その問いは、局地的な文化が所与のものとしてどこかに存在していることを前提としているからです。私の関心は、別のところ―文化が文化として立ち現われることの探求―にあります。ある文化要素の集合体はどのように記録され収集され、一つの「文化」というコンテクストのなかに配列されるのか。それらはどのような装置と結びついて表象されるのか。モノとして移動することによって「文化」はどのような働きをするのか。そのような文化をめぐる状況は、場所アイデンティティの創出・強化といかなる関係を有しているのか。日本社会を中心に、「文化」という出来事について、社会的政治的視角から解き明かすことを目標としています。
私たちのまわりにある出来事から問い立て考察することは、凝り固まった考え方をほぐしてくれます。
tamami[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 社会システム論コース 教授水野 真彦
研究内容
都市の産業や生活とその変化について研究。
都市というものは人々や組織が,お互い近くに立地していることに特徴があります。情報技術が発展した現在,近くに立地すること(集積)の利益には変化があるのでしょうか。また,都市の歴史の違いは,発展の方向にどのように違いをもたらすのでしょうか。そうした都市・産業の発展を地理という視点から研究しています。
都市や地域は,同じように見えても,実際に街を歩いて観察・調査すると,それぞれ多様で特徴があります。
mizuno[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 社会システム論コース 准教授工藤 宏司
研究内容
「不登校」「ひきこもり」の社会構築主義的研究。
「不登校」「ひきこもり」が私たちの社会にとって「問題」であることは自明に思えます。しかしそうなるまでには、多様な人々や組織・集団が、それぞれ主張を闘わせ、他者を説得し、そのように決めてきた経緯が存在します。その過程における人々の実践や、私たちの「あたり前」を支える推論構造を紐解く作業を通じて、「社会問題」について研究しています。
自分自身の「あたり前」を支える仕組みを知ることは、「他者との共生」の可能性を探究する一つの方法論です。
kudo[at]hs.osakafu-u.ac.jp
■認知行動論コース
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 教授岡本 真彦
研究内容
子どもが数をどのように捉えているのかを実験的手法を用いて探る。
私たちの頭の中には,心的数直線と呼ばれる1から9までの数がならんだ「ものさし」があると言われています。この頭の中の「ものさし」は,どのような過程 を経て形成されているのでしょうか。いろいろな年齢段階の子どもたちに,数を見て判断するという実験課題を使って,その形成過程を探っていきます。
5という数は,子どもにとって特別な数なのです。それは,どうやら指の数が5本であることと関係しているようです。
okamoto[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 教授野津 亮
研究内容
人間が持つ知的機能の人工エージェントへの応用。
人間はその進化の過程で洗練された学習方策や概念獲得の仕組みを作り上げてきました。認知上の情報圧縮や忘却などは無限に広がる探索空間を少しでも小さく するための工夫です。このような能力を有し、人間のように思い込みや勘違いをする、おもしろい知的エージェントや人工システムデザインを研究しています。
さまざまな視点と想像力を持って「人間はなぜ…」と深く考えることが必要です。
notsu[at]cs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 教授牧岡 省吾
研究内容
ニューラルネットワークを用いて共感覚のしくみを探る。
数について考えるとき、数字が特定の配置で並んでいるように感じられる数字列形(ナンバーフォームズ)という共感覚があります。脳の中の神経細胞の働きをコンピュータ上で再現することによって、数字列形が生じる具体的なメカニズムを世界で初めて提案しました。
人間の心を徹底的に外部の視点から見ることで、初めて分かってくることがあります。
makioka[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 准教授岩佐 和典
研究内容
何が私たちの「感じ方」を左右しているのか
感性や感情といった意識的な「感じ方」は,刺激の物理的な性質だけでなく,その個人がもつ認知・感情・行動的な傾向や,その時々の心理学的な状態によっても影響される場合があります。そうした影響の仕方を,心理物理学や認知科学等の方法で検討しています。そこから,任意の感じ方を引き出すための工夫を考えたり,精神疾患に伴う感じ方の変化を理解したり…といった応用的な課題にも少しずつ取り組んでいます。
何を研究するにせよ,対象をよく観察するところからはじめてみましょう。
kaiwasa[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 准教授河野 直子
研究内容
老いや精神疾患に伴う認知機能変化に関する研究
老いることと病いを得ることはどのように異なるのか、加齢に伴う認知機能や行動の変化に着目して考えます。得られた研究知見を臨床場面に生かす視点に立ち、新しいアセスメント手法等の確立や流通に関わる検討も行います。
ヒトの心は生涯をかけて発達します。系統だてて捉えられるもののひとつとして同じものはありません。
nkawano[at]hs.osakafu-u.ac.jp
現代システム科学専攻
環境システム学分野 認知行動論コース 准教授河村 悠太
研究内容
実証的研究を通してヒトの向社会性の有り様を探る。
「周りの人のため」と思って取った行動が必ずしも人のためになるわけではありません。逆に,自分のためだけを考えて取った行動が,結果的には他者に利益をもたらすこともあります。このような,利他と利己のあわいを社会心理学・進化心理学的観点から研究しています。
主観的経験と客観的視点の両方を大事にしながら心を捉える訓練を一緒に行っていけたらと思います。
kawamura[at]hs.osakafu-u.ac.jp