活躍する
卒業生たち
赤坂 絵里
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独立行政法人国際協力機構(JICA)勤務
立教英国学院高校(イギリス)出身
人間社会学部社会福祉学科 2009年卒業
【指導教員】関川芳孝
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※ 独立行政法人国際協力機構(JICA)のホームページ
自らの力で「自分の道」を切り開く

現在、私は大阪を離れ、東京にある独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)にて勤務しています。
JICAとは、外務省所管の独立行政法人であり、ODA(政府開発援助)を実施する機関の一つで、開発途上国などが経済的・社会的に発展するように、さまざまな援助をしています。その組織の中で、現在、私は債権管理部に所属し、主として途上国に対する円借款や事業者向け融資資金の貸付・回収を担当しています。
そもそも私がJICAを志望したきっかけは、「包括的なアプローチで貧困問題に取り組みたい」と考えていたからです。社会福祉学科では、主に生活保護制度について学び、3回生の時の社会福祉実習では、福祉事務所にて生活保護の現場を見るという貴重な体験もさせて頂きました。「貧困」という切り口に自分はどのようなアプローチをしたいのか、就職活動中、公務員の道に進むか否かを考えているときに出会ったのが、JICAです。
就職活動中は、現在勤めている機構も含めて、メーカー、銀行、商社と幅広い企業を受けましたが、その中で感じたことは、どんな職場にも「福祉」は存在するのだということです。お客様のために、生活の改善のために、誰かのために・・・。「for
〜」の精神を「福祉」ととらえるのであれば、そのアプローチは違えども、日本中に溢れかえっているのではないでしょうか。大学時代福祉事務所での実習や、ゼミでのフィールドワークを通して学んだ「相手の気持ちを汲み取って、そのニーズに確かに応えていこうとする姿勢」。これは現在の仕事にはもちろん、どんな場所で働いていても絶対に必要な力であると思います。大学生時代に、小さなことにも疑問を感じ、その解決方法を導き出そうとする力を習得できたことは、私の大きな財産です。
■社会福祉学科を志す皆様へ
大学という自分が望めば何でも学べる環境で、思う存分、悩み楽しみ、そして、自らの力で自分の道を切り開いてくださいね。
社会に出る前にたくさん
今しかできない勉強をしてください
■なぜ「大阪府立大学」?
相田洋明ゼミのみんなと
私がこの大学を選んだ理由は何か。それは言語としての英語だけでなく、英語圏の文化まで深く学びたかったからです。中でも私が選んだ学科は「言語文化学科」でした。1、2回生のときは言語学や音声学といった言語に関する講義や比較文化論、異文化間コミュニケーションなどを学びました。大学で受ける講義は高校のそれとは全く違い、毎日が新しい発見で満ちていました。中にはついて行くのがやっとだった講義や、徹夜して試験に挑んだ講義もありました。でも頑張って受けていて良かったと今では思いますね。府大で受けた講義の全てが、今の私に繋がっているからです。また、せっかく大学に行くのだからしっかり勉学に集中したいと思い、大学は自宅から通える距離にある大学!と決めていました。府大はまさに私にぴったりな大学だったんですね。実際にキャンパスライフを送ってみると分かりますが、府大はとても過ごしやすい大学です。講義も少人数制で面倒見の良い感じが私には合っていました。キャンパス内には緑が多く、ゆったりとした時間が流れています。そのせいか、家で過ごすよりもキャンパス内で過ごす時間の方が多かったです。
■私の大学時代
忘年会にて
入学時は言語学や比較文化に興味を持っていたのですが、最終的に卒業論文で扱ったものはアメリカ文学でした。毎回ハンドアウトを配布して丁寧に説明や添削をしてくれた教授の熱意に、見事にやられました。府大には熱心な教授が数多くいるので、とことん勉強したいという人の欲求も満たしてくれると思います。
そう、学生の本分はやはり勉強でしょう。しかしこれは何も予習復習をしっかりとして、講義にまじめに出続けることだけを指しているのではないんです。アルバイトに精を出すもよし、友人100人作るもよし。経験する全てのことが「勉強」だと私は思います。私もサークル、アルバイト、友人との交流など、たくさんのことをしました。大学時代にしか経験出来ない「勉強」は、みなさんが思っているよりもっとずっと多いのではないでしょうか。大学生になったら、ひとつの場所に凝り固まらないで、いろんなことに挑戦してみてください。
■そして、いま
昔の私を知る人は、現在の私に会ったらきっと驚くでしょう。中学時代は英語なんて大嫌いでした。いったい何がおもしろいの?英語を勉強して何になるの?と思っていました。しかし高校時代・大学時代の恩師との出会い、留学の経験、塾講師と家庭教師のアルバイトの経験を経て、現在私はなんと英語の教師をしています。
生徒たちの様子は日々変わります。工夫に工夫を重ねて作った教材を使っても生徒の反応が薄いときだってあります。でも授業が上手くいった時の快感や、生徒の「わかった!」という顔を見る喜びは、何物にも代えられないです。辛いことも嫌なことも全て吹き飛ばしてくれるのは、やはり生徒たちです。
彼らに言っていることですが、大学生になると、数々の「やらなきゃならないこと」から解放され、「自分の意志でやること」がグッと増えます。選択の幅が増える分、自分の責任がとても大きくなるということにも気付くだろうと思います。そして社会人になると、さらにその責任が大きくなります。大学時代とは、社会に出る前の準備期間だと私は思います。社会に出る前にたくさん「今しかできない勉強」をしてください。人生でそう長くはない貴重な大学時代が、みなさんにとって素晴らしいものになることを願っています。

