スクールソーシャルワーク研究会

category

第3回(平成19年10月6日)『非行とスクールソーシャルワーク』

seminar2_stitle1

講師 午前の部:峯本耕治氏(弁護士)

午後の部:シンポジウム

コーディネーター 望月 彰(大阪府立大学)
コメンテーター 峯本耕治氏(弁護士)
パネラー 下川隆士氏(児童自立支援施設施設長)
森川紘一氏(元・小学校教員)
山野則子氏(大阪府立大学/大阪府SSW・SV)

参加者 46名

内容

1.午前の部:少年法「改正」問題を考える~少年事件の実像~

少年事件に関する報道が相次ぎ、「少年犯罪の増加」や「凶悪化」が進行しているかのような雰囲気が作られているが、その実際の状況・近年の傾向について。 また、少年の立ち直り(更生) のための法制度の課題についても、少年法「改正」の経過や問題点などを含めて明らかにされた。

2.午後の部:少年法「改正」問題を考える~非行問題の実践現場から~

非行問題にかかわるさまざまな実践現場から、それぞれの思いや日常の活動の状況について報告があり、非行の予防、非行少年の立ち直りのあり方を考えた。
峯本氏は、付添人活動などを通してかかわった少年の生い立ちや立ち直りのプロセスなどから、非行問題の背景にある家庭や社会の問題を提起された。
下川氏は非行少年の立ち直りを支援する専門施設である児童自立支援施設の現場から、非行からの立ち直りにとって大事なことがらを提起した。
森川氏は、非行少年の育ちのあり方、そこでの学校教育の役割や課題について報告し、現在進行中の教育改革の問題点やあるべき改革の方向性を提起した。
山野氏は、全国的に注目されているスクールソーシャルワーカーの活動を紹介し、児童虐待問題や非行問題など、子どもの人権にかかわる諸問題において家庭と学校とのかけ橋となるその役割の重要性を提起した。

※詳しい資料は以下をクリックしてください。

・少年法改正問題について

・スクールソーシャルワーク~大阪府SSW事業から~

seminar2-3image