2011年度活動歴

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2012.02.04 実践現場と協働して実施する、ソーシャルワーク評価

「実践現場と協働して実施する、ソーシャルワーク評価」
2012年2月4日(土)13:00-17:00
大阪府立大学 学術交流会館
【基調講演】 13:00~14:00
「ソーシャルワーク評価の手法~プログラム理論から」大島 巌 氏(日本社会事業大学)

【シンポジウム】 14:00~17:00
「実践現場とともに行う、実証的研究としての評価方法」

<パネラー>
「プログラム理論の活用の実際~精神障害者領域」道明 章乃 氏(日本社会事業大学)
「コスト評価の実際~児童・生活保護領域」和田 一郎 氏(茨城県土浦児童相談所)
「自治体行動計画における評価~児童領域」小野セレスタ摩耶 氏(滋慶医療科学大学院大学)

司会 山野則子教授(大阪府立大学)

「実践現場と協働して実施する、ソーシャルワーク評価」
時代のニーズに応える福祉実践プログラム評価者・研究者が求められていることを反映し、大阪府立大学人間社会学部の2011年度社会福祉学セミナーでは、社会福祉領域別に福祉実践プログラム評価に関するパイオニア的な実践や研究をしている現場の方と教育専門家らをお招き、意見を出し合い、理解し合い、互いが専門領域を超えてともに学び合うことのできる場を設けました。
時代のニーズに応える福祉実践プログラム評価の実際と方法及び課題を共有し、実践現場と協働できるソーシャルワークの多様な評価の方法を、ともに検討しました。
実践現場×福祉系大学大学院生×研究者はもちろん、関心をもつ多くの皆さまのご参加により充実したセミナーとなりました。

【参加者の声】

・プログラム評価というものについての必要性と効力について学んだ。(院生)
・(和田さんの)「メンタルヘルス調査をしてその評価」の視点がその通りだなと思った。代理納付は素晴らしい!と思う。(道明さん)作業場でプログラム評価開発が広がると、関わりの質も上がると思った。(元教員)
・事業であれ、ケースワークであれ、目標(ゴール)を決め、支援策(プログラム)を練り、実践し、評価することで効果を測ることが必要だと思った。(家庭相談員)
・CO-TEP法というモノがあるということ。評価することがかのうであるということを学んびました。(家庭児童相談員)
・それぞれの分野・現場において、プログラム評価が実施、展開されていることを知り、刺激を受けました。(教員)
・SSW事業にもプログラム評価を取り入れていけば、事業定着につながると思いました。さまざまな機関との連携が必要になっていますが、お話にも出ていた「共通言語」について深めたいと思いました。(一般)
・プログラム理論の活用、退完促進・地域定着、プログラムによる取り組みは参考になりました。2郡住居資源の活用、病院内のスタッフの協力。合意形成のプログラムの各部局の協力など、キーパーソンの役割の大切さがわかりました。(一般)