院生・修了生の声
臨床心理学分野
– 院生・修了生の声
私たちのエピソードをご紹介します!!
宮田りさ子 さん
臨床心理学分野 博士前期課程
(2016年度修了)
Q:大学院ではどのような学びを経験されましたか?
大阪府立大学大学院の臨床心理学分野では、外部での実習や大学院内のカウンセリングセンターでの実践的な学びに加えて、1学年5人の学生に対し、5人の先生方からの指導という密な指導が受けられます。そんな大学院での2年間は、私にとって、学びというよりも修行という言葉がしっくりくるような濃いものでした。大学院で得たものは、仕事においてはもちろん、自分というひとりの人間として大切な基盤となっています。
Q:ご研究成果をどのようにお仕事に活かされていますか?
私自身はH28年度に大学院の修士課程を修了し、H29年度より大阪府の心理職として、子どもライフサポートセンターという児童自立支援施設で勤務しています。大学院で学ぶ枠のあるカウンセリングとは違い、児童の生活の場に入り、直接的に関わることが主となっていますが、子どもの言葉や様子・行動から何を受け取り、どう返していくのか、日々奮闘しております。このように書くと、大学院で学ぶ内容と職場によって必要とされる内容が全く違うように感じられるかもしれません。しかし、大学院での経験を通した学びで得る、自分自身や相手の心を見つめるための視点や、その視点を生かしてどのように相手に接するかという技術は、根本的なものであり、現在の職場でも役立っていると感じております。
以上、拙い文章となりましたが、臨床心理学分野の魅力が少しでも伝われば幸いです。