女性学研究コロキウム

(タイトルは発表時もしくは論文として掲載時のものです)

【2018年度】

  • 伊田久美子教授最終講義 退職記念講演&フェミニズム鼎談
    「資本主義批判としてのフェミニズム」
    ゲストスピーカー:
    足立眞理子(お茶の水女子大学名誉教授/元大阪女子大学女性学研究センター専任研究員)
    上野千鶴子(東京大学名誉教授/認定NPO法人ウィメンズ アクション ネットワーク理事長)

【2017年度】不開催

【2016年度】

  • 第1回 「代理出産―繁殖階級の女?」上映会&コロキウム
    柳原良江(東京電機大学助教、代理出産を問い直す会代表)、浅井美智子
    主催:大阪府立大学女性学研究センター
    科研基盤研究(C)「非配偶者間生殖の新しいフレイム構築に関する研究」
    協賛:代理出産を問い直す会
    第2回 浅井美智子教授最終講義 退職記念講演
    「思想としてのリプロダクション ―ルソーからフーコーを超えて―」
    (報告を『女性学研究』25に掲載)

【2015年度】

  • 「イタリアの広告にみる女性身体表象のステレオタイプと暴力」エレナ・ローザ(ロッフィチーナ協会代表、2014年トリノ広告フェスティバル実行委員長)
    討論者:荒木菜穂(大阪府立大学客員研究員)、堀あきこ(一般社団法人代表)
    コーディネーター: 伊田久美子
    (『女性学研究』24掲載の「イタリアの広告にみる女性身体表象のステレオタイプ」参照)

【2014年度】

  • 「エコロジーとフェミニズム再考―〈いのち〉への感度を手がかりに」福永真弓
    討論者:田間泰子、浅井美智子、伊田久美子
    (『女性学研究』23掲載の「エコロジーとフェミニズム:生(life)への感度をめぐって」参照)

【2013年度】

【2012年度】

  • 第1回 「賃金のジェンダー平等を求めて:同一価値労働同一賃金原則の歴史と展望」居城舜子
  • 第2回 「美術、文学とジェンダー」米村典子(九州大学准教授)、村田京子
  • 第3回 「浮世絵に見る女性美の変遷―春信から歌麿まで」ジョヴァンニ・ペテルノッリ(ボローニャ大学)

【2011年度】

  • 第1回 「宝塚歌劇団における男女共演の課題」クロード・ミシェル=レーヌ
  • 第2回 「非典型的なセックス/ジェンダーの発達」ミルトン・ダイアモンド
  • 第3回 「文学とジェンダー フランス文学と絵画」村田京子・青柳りさ(『女性学研究』19掲載)

【2010年度】

  • 第1回 「マニラ首都圏のスラムにおける女性住民の諸実践─移動・就労・住民組織」太田麻希子(『女性学研究』18掲載)
  • 第2回 「大阪府男女共同参画予算のジェンダー分析の試み」人見章子・只友景士(『女性学研究』18掲載)
  • 第3回 「文学とジェンダー フランス文学における『宿命の女』像」村田京子・吉田典子(村田論文を『女性学研究』18に掲載)

【2009年度】

  • 第1回 「日本と韓国における女性労働の現状と課題」屋嘉比ふみ子・梁京姫(『女性学研究』17掲載)
  • 第2回 「文学とジェンダー 19世紀フランスにおける女子教育」村田京子・岩本和子(『女性学研究』17掲載)
  • 第3回 「スウェーデン社会における民営化政策と女性起業の動向─wellness関連業の例」グニラ・ロンブリング

【2008年度】

  • 第1回 「文学とジェンダー 19世紀フランス労働者階級と女性作家」 村田京子・高岡尚子(『女性学研究』16掲載)

【2007年度】

  • 第1回 「文学とジェンダー 19世紀フランス・ロマン主義時代の女性作家たち」坂本千代・村田京子(『女性学研究』15掲載)
  • 第2回 「エチオピアにおける FC/FGM(女性性器切除)とジェンダーをめぐる諸問題」宮脇幸生(『女性学研究』16掲載)
  • 第3回 「生政治とアイデンティティ - ナショナリズムとジェンダー理解のオルターナティブをめざして(仮題)」ジュディット・ルベル
    (やむを得ない事情により中止せざるをえませんでした。)

【2006年度】

  • 第1回 「部落問題と女性労働について」塩谷幸子(『女性学研究』14掲載)
  • 第2回 「在日女性の労働問題」梁優子(『女性学研究』14掲載)
  • 第3回 「文学とジェンダー フランス文学における恋愛、結婚、セクシュアリティ」梶谷温子・村田京子・上村くにこ(村田氏・上村氏は『女性学研究』14掲載)
  • 第4回 「性同一性障害の社会学」佐倉智美(『女性学研究』15掲載)

【2005年度】

  • 第1回 「ジェンダー予算」村松安子(『女性学研究』13掲載)
  • 第2回 「ジェンダーの政治に賭けられているもの-憲法24条の可能性-」岡野八代(『女性学研究』13掲載)
    「24条-議員として、同性愛者として-」尾辻かな子(『女性学研究』13掲載)
  • 第3回 「視覚情報とセクシュアリティ―視覚障害者の性概念形成過程に学ぶ」佐藤(佐久間)りか(『女性学研究』14掲載)
    コメンテーター 田間泰子

【2004年度】

  • 第1回 学校教育とセクシュアル・ハラスメント
    箕面市人権教育研究会 共・生の教育専門部会、段林和江、本多利子
    (『女性学研究』12掲載の玉井眞理子論文を参照)
  • 第2回 「韓国における高学歴女性の就業問題の構造的要因とその是正策」
    春木育美(『女性学研究』12掲載の「韓国における女性の就業構造の変化」参照)
  • 第3回 「女はなぜ貧乏なのか」竹信三恵子

【2003年度】

  • 第1回 90年代韓国の女性運動と女性政策
    「韓国(朝鮮)女性運動小史」市場淳子(『女性学研究』11掲載)
    「90年代以降の韓国における女性政策の展開とその背景」春木育美(『女性学研究』11掲載)
  • 第2回 「男女平等とその戦略について――カナダの状況を手がかりとして」河上婦志子(『女性学研究』11掲載の「平等化戦略としてのアファーマティブ・アクション」参照)
    「学校教育における男女平等化戦略――男性家庭科教師はジェンダー・フリーな学校文化創造の旗手なのか――」堀内かおる
    コメンテーター 玉井眞理子
  • 第3回 「ホームレス問題とジェンダー」シルビア・ノヴァック
    コメンテーター 玉井眞理子

【2002年度】

  • 第1回 「大学におけるセクシュアル・ハラスメント対策の現状と課題」戒能民江
    コメンテーター 牟田和恵
  • 第2回 「フェミニズムにおける倫理、親密圏とフェミニズム」金井淑子、田村公江

【2001年度】

  • 第1回 今日の教育政策とジェンダー
    「関東での動きを中心に」 村松泰子
    「関西での動きを中心に」 神村早織
  • 第2回 女性政策と法 ――ドイツにおける自治体の男女平等政策と法、そして日本の男女共同参画社会基本法について
    「ドイツ自治体の男女平等政策――その法的根拠、政策内容、政策推進力」齋藤純子(『女性学研究』10掲載)
    「男女共同参画社会基本法の法学的検討」松田聰子(『女性学研究』10掲載)
    「カタカナ語「ジェンダー」の概念を法、政策に導入したことについての問い」萩原弘子(『女性学研究』10掲載)
    コメンテーター 足立眞理子
  • 第3回 18世紀啓蒙期の科学とジェンダー
    「デュ・シャトレ夫人の『物理学教程』(1740年)に見る啓蒙期のジェンダー問題」川島慶子(『女性学研究』10掲載)
    「ドイツ啓蒙主義における女性博士と知のあり方」弓削尚子(『女性学研究』10掲載)

【2000年度】

  • 第1回 美術機構、芸術の規範と、女性アーティスト――抵抗的活動の可能性を考える
    「周縁的コミュニティで創作する女性アーティストとして――社会変革のための芸術をめざして」ローリー・トビー・エディソン(『女性学研究』9に掲載)
    「コミュニティのなかで活動する――その意義と困難」デビ・ノトキン(『女性学研究』9に掲載)
  • 第2回 フェミニズム思想とジェンダー論の狭間で
    「スピヴァクにおけるジェンダーとフェミニズム」後藤浩子
    「フェミニスト経済学からフェミニズムの政治経済学批判に向けて」足立眞理子
  • 第3回 地球規模の展望の枠組みとしてのフェミニズム国際主義を問いなおす
    「地球規模の枠組みのなかで「国際的フェミニズム」を教える」タニ・E・バーロウ(『女性学研究』9、10に掲載)
    「ベル・フックスのエッセイ”Global Feminism”を批判的に読む」萩原弘子
    「グローバル・フェミニズムと、イスラエルの政治的「包囲」下にあるイェルサレム女性の人権」岡真理

【1999年度】

  • 第1回 1970年代以降のアメリカにおけるフェミニスト・アート批評におけるルーシー・リッパードの位置
    「中心から、どこへ――From the Center とSniper’s Nest展について」レベッカ・ジェニスン(『女性学研究』8に掲載)
    「ルーシー・リッパード著Overlayにみる「先史時代」・「未開」志向」萩原弘子(『女性学研究』8掲載)
    「ルーシー・リッパード著Mixed Blessingsにおける「人種」、民族、ジェンダー」リサ・ブルーム(『女性学研究』8に掲載)
  • 第2回 奥むめおと女性解放運動
    「奥むめおの『生活者』の視点の形成と活動――ライフコースと母性観を中心に」矢木公子
    「『働く女性』の支援活動――奥むめおにみる『協働』の思想」船橋邦子
  • 第3回 ’FGS(Female Genital Surgery)’をどう論じるか
    「Le onzieme commandementを読む――1920年代末ケニアのプロテスタント宣教師による女子割礼禁止キャンペーンに対するV・ネッケブルックの視点」額田康子(『女性学研究』8掲載)
    「女性性器手術(FGS)を「問題」とするのはだれか、なんのためか――1930年代と70年代の議論から」萩原弘子(『女性学研究』8掲載)
    「フェミニズムとエスノグラフィーのあいだで――ジャニス・ボッディによる試み」岡真理(『女性学研究』8掲載)

【1998年度】

  • 第1回 与謝野晶子と社会評論
    「与謝野晶子における表現活動の変遷――短歌から評論活動への移行過程」香内信子(『女性学研究』7掲載)
    「与謝野晶子――町人の自立と女性の自立」田川建三(『女性学研究』7掲載)
    「与謝野晶子の評論にみる性と生殖」船橋邦子(『女性学研究』7掲載)
  • 第2回 女性学の視点から見た大学教育
    「ジェンダー分析にみる大学の現状」舘かおる(『女性学研究』7掲載「ジェンダー統計からみた大学の現状」参照)
    「女子大学の動向と課題」船橋邦子(『女性学研究』7掲載)

【1997年度】

  • 第1回 日本の女の「解放」と植民地主義
    「文学に見る朝鮮統治と日本の女性」任展慧(『女性学研究』6掲載「枡富照子と朝鮮」参照)
    「解放と翼賛のあいだ――女性指導者たちの戦争翼賛をどう論じるか」萩原弘子(『女性学研究』6掲載)
  • 第2回「女性政策」の今日的課題
    「女性政策の導入と推進をめぐって」井口容子(『女性学研究』6掲載)
    「『女性政策』の現状と今後の展望」船橋邦子(『女性学研究』6掲載)
    「労働分野における規制緩和と女性政策」竹中恵美子(『女性学研究』6掲載)

【1996年度】

  • 第1回 日本における近代家族の形成と展開
    「近代家族の形成と生活改善問題」小山静子(『女性学研究』5掲載)
    「近代家族の植民地への展開」古久保さくら(『女性学研究』5掲載の「『近代家族』としての満州農業移民家族像――『大陸の花嫁』をめぐる言説から――」参照)
    「近代家族――戦後の展開」井上眞理子
  • 第2回 メディアの女性、女性のメディア
    「ニュースの文脈から見えてくるセクシズム」畑律江(『女性学研究』5掲載)
    「表現という暴力」田川建三(『女性学研究』5掲載)
    「メディアへの女性のアクセスとは」村松泰子(『女性学研究』5掲載)
    「表現の不自由、不平等とは――女が性的脅威を表現することの困難について」萩原弘子(『女性学研究』5掲載)

【1995年度】

  • 第1回 国際法・人権・女性の権利
    「女性、人権、フェミニズム――アメリカからの展望について」シルビア・ブラウン浜野(『女性学研究』4掲載)
    「日本における外国人女性の人権」クリスティーン・ラマール(『女性学研究』4掲載)
  • 第2回 女性への暴力と性別分業のつながりについて
    「性別役割分担を論じ直す」内藤和美(『女性学研究』4掲載)
    「日本における「女性への暴力」考」服部範子(『女性学研究』4掲載)

【1994年度】

  • 第1回 「ベルリン州の女性政策」ヘルガ・ヘンチェル(『女性学研究』3掲載)
    「ドイツに住む韓国人女性についての報告」浜田和子(『女性学研究』3掲載)
  • 第2回 「開発・環境・人口と女性」船橋邦子(『女性学研究』3掲載)
    「マリア・ミースの「自己決定権」論について」萩原弘子(『女性学研究』3掲載)

【1993年度】

  • 第1回 メアリ・ウルストンクラーフトをめぐって
    「M・ウルストンクラーフトの著作にみる一八世紀の女性」白井堯子(『女性学研究』2掲載)
    「ウルストンクラーフトの読み方」田川建三(『女性学研究』2掲載)
  • 第2回 女性学とは何か
    「女性学がめざすものと、その教育について」國信潤子(『女性学研究』2掲載)
    「女性学とは何か」萩原弘子(『女性学研究』2掲載)