フィールド体験の活動一覧

category

2011.01.14 政策立案スタディツアー

●日時:2011年1月14日(金)10:00~17:00
●場所:大阪府庁子ども支援関係課
●担当教員:関川 芳孝(社会福祉学科)
●学生:2年生および3年生 12名

【概 要】

1.大阪府福祉部子ども室、家庭支援課に訪問 10時から12時
虐待の現状、市町村との連携、家族再統合について話を伺う

2.大阪府福祉部地域福祉推進室 地域福祉課に訪問 13時から14時30分
NPO支援の仕組み、活動事例、社会起業について話を伺う

3.パソナグループ 15時から17時
パソナの社会貢献に対する考え方、社会的起業家育成の取り組み、障害者雇用の取り組みについて話を伺う。社会問題の解決について、職員の方と学生とのディスカッション

field=2011.01.14_

 

field=2011.01.14_1

 

<参加者アンケート結果>
●感想
・大阪府庁を訪問して子ども家庭センターの話の中で虐待を発見することは周りの大人と子どもとの関わり方が大切だということを改めて感じました。

・社会起業家についての話では、起業するにあたって細かい審査基準があるということ。CSWと社会起業家をつなぐ取り組みをしていることがわかりました。

・今回のフィールド調査で、NPOの役割と重要性をより深く学ぶことができました。また、行政と企業それぞれとNPOの関係を学べたのもよかったです。現場に行って学ぶということは、体験的にも大きな収穫があってよかったです。

・大阪府庁やパソナグループの方からお話を伺い、また意見交換をさせていただくことで、子育て環境やNPO支援の今現在の話をたくさん知ることができまし たし、これからの展望も少し見えてきたと思います。この学びを大学に持ち帰り、私たち学生の目線から、また学びを深めていきたいです。

・虐待については、今は予防活動にまであまり手が回っていないという現状や、様々な機関が連携することが大事だということを学びました。また、財政面や人 材不足の面からNPOを起業し事業を継続することは容易ではないということや、独自性があり周囲から理解されるような事業を展開することが必要であるとい うことを感じました。

・児童虐待について府庁の担当の方からお話を伺い、どのようなことを心がけていらっしゃるのか、虐待の判断基準についてなど実際の関わり方について理解が 深まりました。また、NPO支援についてはどのようなことをしているのか全くわからなかったので、お話を伺えてよかったです。

・今までは行政、企業、NPOがどのように関わっているかイメージがわきにくかったのですが、実際に現場で働く方のお話を伺うことで、それらは決して独立したものではなく、一体となって地域を支えているということが分かりました。

・今回初めてこのようなフィールド体験に参加させてもらって貴重な話を聞かせていただきました。漠然とした就活の不安があったのですが、パソナさんやOG さんの話から就活に関する話を聞くことができて良かったです。また社会事業家の信念や支援の仕組みはすごいなあと思いました。ありがとうございました。

・今回のスタディツアーでは、虐待で分離した親子の再統合に向けてのプログラムをNPOが行っているということを初めて知り、行政や民間の営利組織ではな かなか難しい部分をNPOがうまく担っているのだということを感じた。一方で、そうしたNPOの担い手となる社会企業家育成支援を行政が行っており、福祉 を社会で支え合っているように感じた。

・今回のスタディツアーを通して、起業することの必要性と難しさを感じた。地域には多様なニーズがあり、地域で必要な支援をしていくためにも、社会起業家 の果たす役割は大きい。しかし、金銭的な問題等もあり、うまくいっている団体はまだ少ないように思う。社会起業家が活動していくためには、起業家を支援す る制度をもう少し充実させるべきではないかと感じた。