子どもの貧困・コロナ調査

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平成31年度の基盤研究(A)に採択されました。

「子どもの課題スクリーニングから支援・効果まで循環するシステム構築」が平成31年度の科学研究費助成事業(通称 科研費)基盤研究(A)に採択されました。

 

本研究では、全校児童生徒の客観的な学校の持っているデータから確実に早期に支援の必要な子どもを発見でき、支援につなぐ決定ができる、スクリーニングシステム(AI)を開発します。
そして、すでに研究展開してきた効果的な巣クールソーシャルワーク事業プログラムと連動させ、早期発見、支援、効果まで確認できる循環システムを構築します。
これらをEBPプログラム(Evidence-Based Practice Programs)として評価統合データベースを構築していくことが本研究の目的です。

これは現在の学校組織や文化から「発見・学校内の共有・次の段階に進む」ことが難しい状態から、
①子どもの貧困・児童虐待・いじめ等見えない課題の可視化
②SSWの質の向上となるプログラム活用と合わせ確実に次のステップに進む
③予防的段階から適切な地域資源との接続連携が可能となる
この流れを一方向ではなく循環する形でシステム化していくことで、確実に課題の改善に向かうことが期待されます。

AI班、プログラムモデル班、エビデンス班に分かれ、外部評価委員から意見や評価を受けながら実施していき、データベース活用やAI活用の政府への提案を行っていきます。